初体感
インターフォンを押すと、中から妖艶な女性が笑顔で出迎えてくれた。
年の頃は21、2歳くらいだろうか。程よく肉付きが良くタイトミニスカートから伸びるムチムチの太ももが何とも艶かしい。
何事においてもそうだが初めての経験は中々緊張するものである。
良い意味でセラピストの柔和な笑顔でさえも興奮材料になり、事前にリサーチをしていた【鼠径部マッサージ】のことが鮮明に頭をよぎってしまう。
部屋まで手を繋いで案内してくれるところは粋な計らいである。
廊下から部屋にかけても間接照明が点けられ雰囲気を重視しているお店だなと思う。私はメンズエステ初体験だが他のお店もこのように間接照明が主たる演出なのだろうか。
そんなことを考えていると部屋に通され、まず驚いたのが大きな鏡だ。枕元に縦長と言えば良いのか横長と言えば良いのか我が物顔で佇んでいる。
マット全体を映し出してくれるこの鏡は私が寝ながらでもセラピストを見つめられる為にあるのだろうか。胸元がはだけている衣装なので男のロマン、チラリズムを大いに堪能しろとでもいう究極のアシストなのだろうか。
お金を渡し、セラピストは部屋から出て行く。お釣りを清算しているその間に改めて部屋を見渡すと、程よい間接照明が点けられ、アロマオイルが焚かれ、ゆったりとした音楽が流れているこの空間にいると異次元の世界に入り込んでしまったかようだ。
次にバスタオルを渡され1人でシャワーへ行くよう促される。
風俗であれば2人であればシャワーを浴びるがメンズエステは違うらしい。
まぁそれは良いよとしよう。